【2026年最新】iPhoneのデータ移行方法|クイックスタートの手順とLINE・Suicaの注意点

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先に結論
旧iPhoneが手元にあるなら、基本はクイックスタートがおすすめです。ただし、LINE・Suica・銀行アプリ・認証アプリ・eSIMなどは、移行後に確認や再設定が必要になる場合があります。新iPhoneで一通り動作確認が終わるまで、旧iPhoneを初期化しないことが最重要です。

iPhoneの機種変更で不安になりやすいのが、写真・連絡先・LINE・電子マネーなどのデータ移行です。

現在はiPhone同士を近づけて進める「クイックスタート」が便利ですが、すべてが無条件で完全に移るわけではありません。通信業界で20年、機種変更や開通作業に携わってきた経験をもとに、失敗しにくい順番と注意点を初心者向けに整理します。

移行時間はデータ量や通信環境で大きく変わります。数十分で終わる場合もあれば、写真や動画が多いと数時間かかることもあります。時間に余裕のある日に行いましょう。

iPhoneのデータ移行は3つの方法から選ぶ

方法向いている人注意点
クイックスタート旧iPhoneが手元にあり、簡単に移行したい人2台を近くに置き、電源につないで作業する
iCloudバックアップクラウドから復元したい人移行前に使えるバックアップが必要
Mac・WindowsPCにバックアップを残したい人暗号化バックアップのパスワード管理が必要

迷ったらクイックスタートで大丈夫です。旧iPhoneが故障・紛失している場合は、作成済みのiCloudバックアップまたはパソコンのバックアップから復元します。

移行前に必ず確認するチェックリスト

  • 旧iPhoneと新iPhoneを十分に充電し、できれば電源につなぐ
  • 旧iPhoneをWi‑Fiに接続し、Bluetoothをオンにする
  • Apple Account(旧Apple ID)のメールアドレス・電話番号とパスワードを確認する
  • 旧iPhoneのパスコードを確認する
  • iOSを更新し、よく使うアプリも最新版にする
  • 新iPhoneのストレージ容量が、移したいデータ量以上あるか確認する
  • LINEの登録電話番号・パスワードとトーク履歴のバックアップを確認する
  • Suicaなどの交通系IC、銀行・証券・決済・認証アプリの引き継ぎ方法を確認する
  • 物理SIMかeSIMか、契約中の通信会社で移行方法を確認する
  • 念のため最新のiCloudまたはPCバックアップを作成する
旧iPhoneはすぐ消さない
電話・SMS、写真、LINE、メール、決済、銀行アプリなどを新iPhoneで確認してから初期化します。下取りの期限があっても、確認前の消去は避けましょう。

クイックスタートの個別トラブルはこちら

クイックスタートで直接データ移行する手順

クイックスタートは、使用中のiPhoneを使って新しいiPhoneを設定するApple公式の機能です。ホーム画面の配置、写真、アプリ、各種設定など多くの内容を引き継げます。

  1. 旧iPhoneをWi‑Fiに接続し、Bluetoothをオンにする
  2. 新iPhoneの電源を入れ、旧iPhoneの近くに置く
  3. 旧iPhoneに「新しいiPhoneを設定」が表示されたら「続ける」をタップする
  4. 新iPhoneに表示されるアニメーションを旧iPhoneのカメラで読み取る
  5. 新iPhoneに旧iPhoneのパスコードを入力する
  6. Face IDまたはTouch ID、モバイル通信などを画面に沿って設定する
  7. 転送方法で「iPhoneから転送」またはiCloudからのダウンロードを選ぶ
  8. 完了するまで2台を近くに置き、できれば電源につないだまま待つ
クイックスタートでiPhoneのデータを移行しているイメージ

「iPhoneから転送」と「iCloudからダウンロード」の違い

  • iPhoneから転送:旧iPhoneから新iPhoneへ直接移します。転送完了までは両方の端末を使えません。
  • iCloudからダウンロード:バックアップから復元します。基本設定後もアプリや写真がバックグラウンドで順次ダウンロードされます。

どちらを選んでも、データ量やネットワーク状況によって時間は変わります。「残り時間」が増減しても、すぐ故障と判断せず、2台を電源につないで待ちましょう。

クイックスタートが表示されないとき

  • 旧iPhoneのWi‑FiとBluetoothをオンにする
  • 2台を近づける
  • 旧iPhoneのロックを解除する
  • 両方のiPhoneを再起動する
  • 新iPhoneを途中まで設定済みなら、必要に応じて消去して「こんにちは」画面からやり直す

iCloudバックアップから移行する方法

旧iPhoneがそばになくても、事前に作成されたiCloudバックアップがあれば復元できます。Apple Accountが分かるだけでは、バックアップされていないデータまでは戻りません。

  1. 旧iPhoneで「設定」→自分の名前→「iCloud」→「iCloudバックアップ」を開く
  2. 「今すぐバックアップを作成」をタップし、完了日時を確認する
  3. 新iPhoneの初期設定を進め、「iCloudバックアップから復元」を選ぶ
  4. Apple Accountでサインインし、日時と容量を見て最新のバックアップを選ぶ
  5. 基本設定後もWi‑Fiと電源に接続し、写真やアプリのダウンロード完了を待つ

容量不足なら無料の一時iCloudストレージを確認

新しいiPhoneへの移行用バックアップを作る際、通常のiCloud容量が足りない場合は、条件を満たすと一時的なiCloudストレージを無料で利用できます。

  • 旧iPhoneで「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「新しいiPhoneの準備」の「開始」
  • 一時バックアップは原則として21日以内に新iPhoneへ復元する
  • 復元するまでは旧iPhoneを消去しない
  • 表示される条件や期限は、実際の画面とApple公式案内を優先する

Apple公式:新しいiPhone購入時の一時的なiCloudストレージ

Mac・Windowsパソコンで移行する方法

パソコンにバックアップを残したい場合は、MacのFinder、Windowsの「Appleデバイス」アプリを使います。WindowsにAppleデバイスアプリがない場合や、古いMac環境ではiTunesを使う場合があります。

  1. 旧iPhoneをケーブルでパソコンにつなぎ、「このコンピュータを信頼」を許可する
  2. FinderまたはAppleデバイスアプリでiPhoneを選ぶ
  3. できれば「ローカルのバックアップを暗号化」を選び、忘れないパスワードを設定する
  4. バックアップを開始し、完了日時を確認する
  5. 新iPhoneをつなぎ、「バックアップを復元」を選ぶ
  6. 復元後、アプリや写真などがそろうまで待つ
パソコンを使ったiPhoneバックアップのイメージ
暗号化バックアップの注意
暗号化すると、保存済みパスワード、Wi‑Fi設定、ヘルスケアデータ、通話履歴なども対象になります。一方でFace ID・Touch IDや端末パスコードは含まれません。暗号化パスワードを忘れると、そのバックアップを復元できないため必ず管理してください。

LINEのトーク履歴を失わないための準備

クイックスタートを使う場合でも、LINEは事前確認をおすすめします。LINEアプリで登録中の電話番号・メールアドレス・パスワードを確認し、トーク履歴のバックアップを最新にしておきます。

  1. LINEのホーム画面から「設定」を開く
  2. 「トークのバックアップ」など、現在のアプリに表示される項目を開く
  3. バックアップ日時を確認し、必要なら今すぐバックアップする
  4. 新iPhoneでLINEを起動し、画面の案内に従って同じアカウントを引き継ぐ
  5. トーク、友だち、購入済みスタンプなどを確認する

LINEの仕様は更新されるため、異なるOS間の移行やバックアップ未作成時の復元範囲は、必ずLINE公式の引き継ぎ案内で確認してください。

Suica・Apple Pay・決済アプリの注意点

Suicaなどの交通系ICカードは、設定アシスタントまたは新iPhoneのウォレットに表示される「見つかったカード」から移行できる場合があります。同じカードを複数端末で同時には使えません。

  • 移行中は旧iPhoneと新iPhoneを近くに置き、インターネットへ接続する
  • 交通機関の利用中はカードを移行しない
  • クレジットカードはセキュリティコード入力や再認証、再追加が必要になる場合がある
  • PayPay・楽天ペイ・銀行・証券アプリは、電話番号認証や本人確認を求められる場合がある
  • Google Authenticatorなどの認証アプリは、サービスごとに移行可否を確認する

Apple公式:交通系ICカードを新しいiPhoneへ移行する方法

SIM・eSIMと電話番号はどうなる?

写真やアプリの移行と、携帯電話回線の開通は別の作業です。物理SIMは対応する新iPhoneへ差し替えます。eSIMは通信会社が対応していれば、初期設定中または「設定」→「モバイル通信」からeSIMクイック転送を利用できる場合があります。

  • eSIMクイック転送への対応状況は通信会社・契約内容によって異なる
  • QRコードの再発行や通信会社側の手続きが必要な場合がある
  • 新iPhoneで発着信・SMS・モバイルデータ通信を確認してから旧iPhoneを消去する
  • デュアルSIM利用中は、主回線・副回線の両方を確認する

Apple公式:iPhoneでeSIMを設定・転送する方法

データ移行後に確認する項目

項目確認ポイント
電話・SMS・通信発着信、SMS受信、モバイルデータ通信
写真・動画最近の写真だけでなく、古い写真も開けるか
連絡先・カレンダー件数と直近の予定
LINEトーク履歴、友だち、購入済みスタンプ
メール送受信できるか、再ログインが必要か
Suica・Apple Pay残高、カード表示、必要な再認証
銀行・証券・決済ログイン、本人認証、振込・決済前の設定
認証アプリワンタイムコードが正常に表示されるか
Apple Watch新iPhoneとのペアリングとデータ復元
各種アプリデータがあり、正常に起動できるか

アプリアイコンが薄く表示されている場合は、まだダウンロード中の可能性があります。新iPhoneをWi‑Fiと電源につなぎ、完了まで待ってください。

よくある失敗と対処法

症状確認すること
クイックスタートが出ないWi‑Fi、Bluetooth、距離、再起動、新iPhoneが初期設定画面か確認
転送が途中で止まったように見える2台を充電し、近くに置いたまま待つ。通信切断にも注意
新iPhoneの容量が足りない旧iPhoneの使用済み容量を減らすか、容量の大きい端末を用意する
Apple Accountに入れないパスワード、確認コードの受信先、信頼できる電話番号を確認
LINEトークがない同じアカウントか、バックアップ日時と復元手順を確認
Suicaが見つからない同じApple Accountか、「見つかったカード」を確認
電話やネットが使えない物理SIMの差し替え、eSIM開通、APN・通信会社の案内を確認
移行が終わったら旧iPhoneをすぐ消さない
新iPhoneで電話・LINE・Suica・銀行・認証アプリまで確認した後、旧端末を保管・下取り・買取・譲渡のどれにするか決めます。旧iPhoneの下取り・売却・初期化・データ消去の手順を確認してから手放してください。

まとめ|確認が終わるまで旧iPhoneを残す

  • 旧iPhoneが使えるなら、基本はクイックスタートがおすすめ
  • iCloud容量が足りない場合は、移行用の一時ストレージを確認する
  • WindowsではAppleデバイスアプリ、MacではFinderが基本
  • LINE、Suica、銀行・決済・認証アプリ、eSIMは個別確認が必要
  • 新iPhoneで動作確認が終わるまで旧iPhoneを初期化しない

データ移行は「コピーが終わったら完了」ではありません。電話・SMS、LINE、写真、決済など、毎日使う機能まで確認して初めて完了です。焦らず、チェックリストを一つずつ確認してください。

※本記事は2026年8月時点のAppleおよび各サービスの公開情報を確認して作成しています。画面表示や対応条件はiOS、端末、通信会社、アプリのバージョンによって異なるため、実際の画面と各社公式案内を優先してください。

公式参考:Apple「クイックスタート」Apple「バックアップの暗号化」

iPhoneデータ移行ガイド

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