4G携帯なのに通話できない原因は?FOMA終了後のVoLTE・SIM・設定確認【2026年8月】

「4Gと表示されているのに電話をかけられない」

「インターネットは使えるのに、通話だけできない」

「FOMAが終わったのは知っている。でも、この携帯は4G対応のはず……」

ドコモの3Gサービス「FOMA」は、2026年3月31日に終了しました。ここで注意したいのが、4G対応の携帯すべてが、4G回線で音声通話できるわけではないことです。

先に結論

4G携帯なのに通話できない場合、最初に確認するのは端末がVoLTEに対応しているか、VoLTEがONか、SIMが音声通話対応かの3点です。

端末がVoLTE非対応なら、APN設定や再起動では直りません。4G・VoLTE対応端末への変更が必要です。

この記事では、「4G表示は出るのに電話だけ使えない」ときの原因を切り分ける順番を、通信業界で20年働いてきた経験も踏まえて整理します。

※2026年8月21日時点のNTTドコモ公式情報を確認しています。SIMフリー端末や他社販売端末との組み合わせは、同じ型番でもすべての動作を保証できません。

ニャビニャビ

アンテナに4Gって出ているなら、電話も4Gでつながるんじゃないの?

ここが一番分かりにくいところ。4Gでデータ通信できても、音声通話がVoLTEに対応していなければ電話はできません。

まさきまさき

4G携帯なのに通話できない主な原因

確認する状態 考えられる原因 対処
4G表示は出るが発着信できない VoLTE非対応端末 対応端末へ変更
以前は通話できた4G端末 VoLTE設定がOFF 設定をONにして再起動
ネットは使えるが通話不可 データ専用・SMS付きSIM 音声通話SIMへ変更
SIMを入れ替えた直後から不可 端末・回線のVoLTE仕様不一致 動作確認・対応機種を確認
通話も通信もできない 契約、SIM、障害、圏外など 契約状態と障害情報を確認

原因は一つとは限りません。「4G対応」「SIMロック解除済み」「アンテナが立つ」だけでは、音声通話まで使える証明にはならない点が重要です。

原因1:4G対応でもVoLTEに対応していない

VoLTE(ボルテ)は、4G/LTE回線を使って音声通話を行う仕組みです。

古い4G携帯の中には、インターネット通信は4G、音声通話は3Gという機種があります。FOMA終了前は電話できていても、3G停波後は音声通話だけ使えなくなります。

ドコモ公式も、FOMA終了後は4G・VoLTE非対応機種で音声通話を利用できないと案内しています。

設定では直らないパターン

型番を公式一覧で確認し、端末自体がVoLTE非対応だった場合は、VoLTEをONにする項目もありません。APNの再設定やSIMの抜き差しを続けても通話は復旧しないため、対応端末へ変更します。

ドコモ公式:FOMA・iモードサービス終了の案内と対象機種検索

ドコモ公式:音声通話または一部機能が利用できなくなる4G機種一覧(PDF)

原因2:VoLTE対応端末でも設定がOFFになっている

端末がVoLTE対応でも、設定がOFFになっていると通話できない場合があります。ドコモは、2026年4月1日以降、VoLTEをOFFにしている一部4G機種では音声通話を利用できないと案内しています。

設定項目は機種により異なりますが、次のような名称を探します。

  • VoLTE
  • 4G回線による通話
  • LTE通話
  • 音声通話モード

設定をONにしたら、端末を一度再起動してから発信と着信を確認してください。項目が見つからない場合は、機種の取扱説明書を型番で確認します。

ニャビニャビ

VoLTEをONにすれば、どの4G携帯でも使える?

端末・SIM・回線会社の組み合わせが対応していることも必要です。設定だけで全機種が使えるわけではありません。

まさきまさき

ドコモ公式:VoLTE対応機種

原因3:SIMが音声通話に対応していない

データ通信専用SIMやSMS機能付きSIMでは、4Gでインターネットが使えても通常の電話番号による発着信はできません。契約画面や会員ページで、SIMの種類が「音声通話対応」になっているか確認します。

また、FOMAで使っていた契約やSIMをそのまま4G端末へ移しても、4G音声通話へ自動的に切り替わるわけではありません。ドコモはFOMA利用者が継続利用するには、4Gまたは5G対応の料金プラン・機種・サービスが必要と案内しています。

原因4:端末と回線会社のVoLTE仕様が合っていない

中古のガラホやSIMフリー端末へ別会社のSIMを入れる場合、次の条件が関係します。

  • 端末が利用する回線のVoLTEに対応しているか
  • 対応周波数帯(バンド)が合っているか
  • SIMロックの状態
  • 回線会社がその型番を動作確認しているか
  • 音声通話対応SIMを契約しているか

特に、ドコモ販売端末へau系SIM、au販売端末へドコモ系SIMを入れるような使い方は注意が必要です。SIMを認識して4G表示が出ても、発着信やSMS、緊急通報まで正常に動くとは限りません。

私自身、ドコモの4Gガラホを使っていた時期があります。ただし、同じように見える端末でも型番・ソフトウェア・SIMの組み合わせで結果が変わるため、この記事でも動作保証はできません。

原因5:端末設定・SIM接触・通信障害

VoLTEと契約に問題がなければ、次を順番に試します。

  1. 機内モードがOFFか確認する
  2. 端末を再起動する
  3. SIMカードを抜き、汚れやズレを確認して挿し直す
  4. ネットワーク選択を「自動」にする
  5. 端末のソフトウェアを更新する
  6. 通信会社の障害・工事情報を確認する

SIMを抜く前は必ず電源を切り、向きやサイズを確認してください。

APN設定について

APNは主にモバイルデータ通信の接続先を決める設定です。APNが誤っているとインターネットにつながりませんが、APNを直せばVoLTE通話も必ず直る、という関係ではありません。電話だけ使えない場合は、VoLTE対応・音声SIM・回線との組み合わせを先に確認します。

症状別:どこまで使えるかで原因を絞る

症状 優先して確認すること
ネット〇/SMS〇/通話× VoLTE対応・VoLTE設定・音声契約
ネット〇/SMS×/通話× SIM種別・開通状態・端末との適合
発信×/着信〇 発信制限・利用停止・番号通知設定
発信〇/着信× 着信拒否・転送・留守番電話・ネットワークサービス
すべて× 圏外・SIM認識・契約状態・障害

一つずつ記録しておくと、ショップやサポートへ相談するときに説明しやすくなります。「電話できない」だけでなく、「データ通信とSMSは使える」「発信だけできない」のように伝えましょう。

それでも直らないときに用意するもの

自己判断で初期化する前に、通信会社または購入元へ相談します。次を手元に用意してください。

  • 端末の正確な機種名・型番
  • 購入した携帯会社・購入時期
  • 現在使っているSIMと料金プラン
  • 画面に出るエラー表示
  • データ通信・SMS・発信・着信のうち使えるもの
  • 通話できなくなった日時

ネットワーク設定のリセットや端末初期化は最後の手段です。Wi-Fiのパスワード、Bluetooth接続、電話帳、写真などへ影響する可能性があるため、バックアップとサポートの案内を確認してから行ってください。

緊急時は確認作業を続けないでください

110・119などへ発信する必要がある場合は、動作確認目的で試しにかけず、家族の携帯電話・固定電話・近くの人の電話など、確実に通話できる別の手段をすぐに使ってください。

端末側が原因なら、現行の4Gガラホへ変更する

VoLTE非対応や故障が原因だった場合、現在販売されている4Gガラホへ変更するのが確実です。古い機種は中古価格が高騰していたり、電池が劣化していたりするため、「4G対応」という表記だけで購入するのはおすすめしません。

買い替えが必要だった人へ

2026年8月時点で新品購入できる機種を、ドコモ・au・ソフトバンク別に整理しています。販売終了機種を避けたい人はこちらから確認してください。

新品で買える4Gガラホおすすめ5機種を見る

通話できた後は、毎月の料金も見直せる

端末とSIMの対応確認ができれば、ドコモ系4Gガラホに日本通信SIM、au系4Gガラホにpovoを組み合わせ、通話中心の料金を抑える方法もあります。

ただし、携帯会社がすべてのガラホとの組み合わせを保証しているわけではありません。申し込む前に型番単位の動作確認が必要です。

4Gガラホを安く使いたい人へ

ドコモ系とau系に分けて、日本通信SIM・povoを使う考え方と注意点をまとめています。

4Gガラホを日本通信SIM・povoで使う方法を見る

よくある質問

4Gのアンテナが立っていれば、VoLTE対応ですか?

いいえ。4Gのアンテナ表示はデータ通信の接続を示していても、音声通話のVoLTE対応まで保証するものではありません。型番を公式対応機種一覧で確認してください。

VoLTEをONにしても電話できません

端末自体の対応状況、音声通話SIMかどうか、契約の開通状態、端末と回線会社の組み合わせを確認します。改善しない場合は、型番とSIMの契約内容を伝えて通信会社へ相談してください。

APNを設定すれば通話できますか?

APNは主にデータ通信の設定です。ネットにつながらない問題には関係しますが、VoLTE非対応端末やデータ専用SIMを音声通話対応に変えるものではありません。

中古の4Gガラホなら何でも使えますか?

使えるとは限りません。VoLTE、対応バンド、SIMロック、回線会社の動作確認、電池状態を型番単位で確認してください。

SIMカードを入れ替えるだけで直りますか?

接触不良なら直る可能性がありますが、VoLTE非対応・契約不一致・データ専用SIMが原因なら直りません。SIMの抜き差しだけを繰り返さず、この記事の順番で切り分けてください。

まとめ:4G対応ではなく「4Gで通話できるか」を確認する

FOMA終了後に4G携帯で通話できない場合は、次の順番で確認します。

  1. 正確な機種名・型番を確認する
  2. 端末がVoLTE対応か公式一覧で確認する
  3. VoLTE・4G通話の設定をONにする
  4. SIMが音声通話対応か確認する
  5. 端末と回線会社の組み合わせ・動作確認を調べる
  6. 再起動・SIMの挿し直し・障害情報を確認する
  7. 直らなければ初期化前に通信会社へ相談する

4G表示があることと、4Gで電話できることは別です。VoLTE非対応端末だった場合は設定で直せないため、対応端末への変更が最短の解決になります。

FOMA契約そのものや、以前の電話番号がどうなったか分からない人は、先にこちらの記事を確認してください。

FOMA終了後にガラケーが圏外になったときの確認方法

公式情報

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