mineoをデータ通信、楽天モバイルを通話用としてデュアルSIM運用していたところ、Rakuten Linkから発信すると相手に電話番号が通知されない問題が起きました。
Wi-FiやVPN、発信者番号非通知の設定などを確認しても直らず困りましたが、原因はデュアルSIMの回線設定でした。
この記事では、通信業界20年の経験と実際に試した内容をもとに、原因・設定方法・直らない場合の確認項目をまとめます。2026年8月時点の楽天モバイル公式案内も確認しています。
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先に結論
Rakuten Linkで発信者番号を通知させるには、スマホの「モバイルデータ通信」と「通話・音声回線」の両方を楽天モバイルに設定するのが公式の案内です。
mineoをモバイルデータ通信に指定したままでも通話自体はできる場合があります。しかし、楽天モバイルの案内上は他社回線をデータ通信や音声回線に設定した状態は動作保証外で、発信者番号が非通知になることがあります。
mineo側のプロファイル設定で困っている場合は、前編のmineoでデュアルSIMを設定するときの注意点も先に確認してください。
実際に起きた症状
筆者はiPhoneで、主に次のような使い分けを考えていました。
| 用途 | 使用する回線 |
|---|---|
| モバイルデータ通信 | mineo |
| 通話・電話番号 | 楽天モバイル |
| 国内通話 | Rakuten Link |
この設定でRakuten Linkから電話をかけると、通話はできるものの、相手側には「非通知」と表示されました。

Rakuten Linkが非通知になった原因
原因は、デュアルSIMでモバイルデータ通信をmineoに設定していたことでした。
楽天モバイル公式FAQでは、Rakuten Linkからの発信で電話番号を通知させるために、モバイルデータ通信と通話・音声回線の両方を楽天モバイルのSIMへ設定するよう案内しています。
そのため、「楽天モバイルを通話用、mineoをデータ通信用」という使い分けはスマホとしては可能でも、Rakuten Linkの番号通知という点では相性に注意が必要です。
楽天モバイル公式:Rakuten Linkで発信すると非通知になる場合
iPhoneで電話番号を通知させる設定
iPhoneでは、発信前に次の順番で設定を確認します。iOSのバージョンによって表示名が多少異なる場合があります。
- 「設定」を開く
- 「モバイル通信」をタップする
- 「モバイルデータ通信」で楽天モバイルを選ぶ
- 「デフォルトの音声回線」で楽天モバイルを選ぶ
- 「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオフにする
- Wi-Fiを一時的にオフにしてRakuten Linkからテスト発信する
筆者の環境では、通話と通信を楽天回線に切り替えることで原因を切り分けられました。

Androidで確認する設定
Androidも考え方は同じです。機種によって「SIM」「SIMマネージャー」「モバイルネットワーク」など項目名が異なります。
- 「設定」から「ネットワークとインターネット」または「接続」を開く
- SIMの設定画面を開く
- モバイルデータ通信に楽天モバイルを選ぶ
- 通話に使用するSIMを楽天モバイルへ固定する
- データ通信の自動切り替え機能があれば一時的にオフにする
- Rakuten Linkからテスト発信する
「通話のたびに確認」を選んでいる場合は、楽天モバイルを明示的に選んでから発信してください。
まだ非通知になるときのチェックリスト
| 確認項目 | 対応 |
|---|---|
| my 楽天モバイルの設定 | 「発信者番号非通知」がオフか確認する |
| 184・186 | 電話番号の先頭に184が付いていないか確認する。186だけで必ず直るわけではない |
| Wi-Fi | 一度オフにして楽天回線のモバイル通信で試す |
| VPN | VPNを切断する。VPN利用中は動作保証外 |
| 回線の自動切り替え | iPhoneの「モバイルデータ通信の切り替えを許可」などをオフにする |
| 電波状態 | 機内モードをオン・オフし、楽天回線へつなぎ直す |
| アプリとOS | Rakuten LinkとOSを最新の状態にする |
| 端末 | 端末を再起動する。物理SIMは電源を切って挿し直す |
一つずつ変更してテストすると、どの設定が原因だったのか分かりやすくなります。
186を付けても直らないのはなぜ?
186は「この通話では番号を通知する」という指定です。しかし、Rakuten Linkが楽天回線の電話番号を正しく確認できない状態では、186を付けても非通知のままになる場合があります。
筆者の環境でも186発信だけでは改善しませんでした。先にデュアルSIMのデータ回線と音声回線を楽天モバイルへそろえることが重要です。
mineoをデータ通信にしたままRakuten Linkは使える?
実際には、mineoのデータ通信を使ったままRakuten Linkで通話できるケースもあります。ただし、通話できることと、発信者番号が正しく通知されることは別問題です。
楽天モバイルは、データ通信または音声回線に他社SIMを設定した状態をRakuten Linkの動作保証外としています。仕事先や病院、店舗など、番号通知が必要な相手へかける場合は、発信前に両方を楽天回線へ切り替えるのが安全です。
おすすめの使い分け方
| 使い方 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 通話・通信とも楽天に固定 | Rakuten Linkを安定して使いやすい | ほかのアプリの通信も楽天回線になる |
| 普段はmineo、発信時だけ楽天へ変更 | mineoのデータ容量を普段使いできる | 発信前後の切り替えが必要 |
| mineo通信のままRakuten Linkを使う | 切り替え不要 | 非通知や不具合が起きても動作保証外 |
筆者は、番号通知が必要な電話をかけるときだけ、通話と通信を楽天モバイルへ切り替える運用にしました。少し手間はかかりますが、原因が分からないまま非通知発信を続けるより安心です。
楽天モバイルを通話用のサブ回線として検討している方は、対応端末と最新キャンペーンを公式サイトで確認してください。
Rakuten Link利用時の通話料金にも注意
Rakuten Linkの国内通話は原則無料ですが、0570から始まるナビダイヤルや188など、一部の番号は無料通話の対象外です。対象外番号ではOS標準の電話アプリへ切り替わり、通話料が発生します。
発信ボタンがピンクなら無料通話、緑なら有料通話の目安です。緊急通報もOS標準の電話アプリへ切り替わります。
直らない場合の相談先
両方の回線を楽天モバイルに設定し、Wi-Fi・VPN・非通知設定・アプリ更新まで確認しても直らない場合は、楽天モバイルのサポートへ相談してください。
問い合わせる際は、端末名、OSのバージョン、Rakuten Linkのバージョン、組み合わせているSIM、発生する相手先、試した設定を整理しておくと話が早くなります。
楽天モバイル公式:Rakuten Linkに不具合がある場合
まとめ
- Rakuten Linkの非通知は、デュアルSIMの回線設定が原因になる
- 番号通知には、データ通信と音声回線の両方を楽天モバイルへ設定する
- 186だけでは直らない場合がある
- Wi-Fi、VPN、非通知設定、回線の自動切り替えも確認する
- mineo通信のまま利用できても、楽天モバイルの動作保証外になる
デュアルSIMは便利ですが、アプリ通話では「どちらのSIMで通信しているか」まで影響することがあります。本記事の設定は筆者の環境と公式案内をもとにしたもので、すべての端末や回線の組み合わせでの動作を保証するものではありません。設定画面は機種やOSによって異なるため、最終的には各社の公式情報と動作確認端末も確認してください。
楽天モバイルをデュアルSIMで使うなら、申し込み前に手持ちの端末が対応しているか確認しておきましょう。

