楽天モバイルとワイモバイルは、料金の安さだけでは決められません。楽天モバイルは段階制料金と無制限、ワイモバイルはソフトバンク回線・店舗サポート・家族や自宅回線の割引が強みです。
通信業界で20年、料金プラン提案や開通作業、故障受付などを経験してきた立場から結論を言うと、一人で安く使う・大容量・長電話なら楽天モバイル、家族利用・店舗サポート・ソフトバンク光とのセットならワイモバイルが選びやすいです。
- 楽天モバイル:一人利用、月3GB以下または35GB超、無制限、長電話
- ワイモバイル:家族利用、ソフトバンク光・Air、対面サポート、PayPay
※ワイモバイルは割引なし料金と割引後料金の差が大きいため、適用できる割引を先に確認することが重要です。
楽天モバイルとワイモバイルの比較一覧
| 比較項目 | 楽天モバイル | ワイモバイル |
|---|---|---|
| 料金体系 | 使用量に応じた3段階制 | S・M・Lの定額制 |
| 月額・容量 | 3GB 1,078円/20GB 2,178円/無制限3,278円 | 5GB 3,278円/30GB 4,378円/35GB 5,478円 |
| 家族向け割引 | 全員1回線につき110円引き | 2回線目以降1,100円引き |
| 自宅回線セット | 基本料金のセット割なし | おうち割 光セット(A)で1,650円引き |
| 国内通話 | Rakuten Link利用で無料 | 22円/30秒。Lは10分以内無料 |
| 回線 | 楽天回線 | ソフトバンク回線 |
| 店舗サポート | 楽天モバイルショップあり | 全国のワイモバイルショップ |
| ポイント相性 | 楽天ポイント・楽天市場 | PayPay・Yahoo!関連サービス |
※表示価格は税込・割引適用前。ワイモバイルの家族割、おうち割などは併用できない組み合わせがあります。楽天モバイルの通話無料にも対象外番号があります。情報は2026年8月11日時点です。
料金比較|割引なしなら楽天モバイルが安い
割引を何も使わない場合、月額料金は楽天モバイルが明確に安いです。
| 利用量の目安 | 楽天モバイル | ワイモバイル |
|---|---|---|
| 3~5GB | 1,078円~2,178円 | S・5GB 3,278円 |
| 20~30GB | 2,178円~3,278円 | M・30GB 4,378円 |
| 35GB超 | 無制限3,278円 | 無制限プランなし |
一人暮らしで固定回線とのセット割を使わない人、毎月の使用量が変わる人は楽天モバイルの段階制が分かりやすいでしょう。使わない月は自動的に安くなり、20GBを超えても3,278円で止まります。
家族で使うならワイモバイルも有力
ワイモバイルの家族割引サービスは、2回線目以降が月1,100円引きです。同居家族だけでなく、条件を満たせば離れて暮らす家族や一人で複数回線を契約する場合も対象になります。
一方、楽天モバイルの最強家族割は、グループに参加した全員が1回線につき月110円引きです。割引額だけならワイモバイルが大きいものの、元の基本料金は楽天モバイルの方が安いため、必ず家族全体の合計額で比べましょう。
ワイモバイルの家族割引サービスと「おうち割 光セット(A)」は併用できません。両方の条件を満たす場合は、通常は割引額が大きく全回線へ適用できるおうち割を優先して比較します。
ソフトバンク光・Air利用者はワイモバイルを要確認
ソフトバンク光またはSoftBank Airを利用している場合、ワイモバイルのシンプル3は「おうち割 光セット(A)」で1回線あたり月1,650円引きになります。さらにPayPayカードで基本料金を支払うと月330円引きです。
ただし、ソフトバンク光では指定オプション料金が必要になる場合があります。スマホ代だけでなく、光回線とオプションを含めた総額で判断してください。
通話比較|長電話なら楽天、標準電話ならワイモバイル
楽天モバイルはRakuten Linkアプリを利用すれば、携帯電話や固定電話への国内通話が無料です。長電話が多い人には非常に大きなメリットです。ただし、0570など一部の番号は無料対象外で、標準電話アプリを使うと30秒22円かかります。
ワイモバイルは標準電話アプリで30秒22円。シンプル3 Lには1回10分以内の国内通話無料が含まれます。S・Mは「だれとでも定額+」月880円、24時間かけ放題は「スーパーだれとでも定額+」月1,980円です。
- 長電話をできるだけ安く:Rakuten Linkを使える楽天モバイル
- 標準電話アプリで短い通話:シンプル3 Lまたは通話オプション付きワイモバイル
- ナビダイヤルへ電話することが多い:どちらも無料対象外があるため注意
通信エリア・使いやすさを比較
ワイモバイルはソフトバンク回線を利用するサブブランドです。現在ソフトバンクを問題なく使えている人は、生活圏での使用感を想像しやすいでしょう。
楽天モバイルは楽天回線を利用します。都市部を中心にエリアは拡大していますが、地下・大型施設・建物の奥や地域によってつながり方が変わります。2026年9月末にはKDDIローミング終了が予定されているため、ローミング終了後の注意点と公式エリアマップを確認してください。
通信速度は時間・場所・端末・混雑状況によって変わります。「ワイモバイルなら必ず速い」「楽天なら必ず遅い」とは断定できないため、自宅・職場・学校・通勤経路で判断するのが現実的です。
店舗サポートを比較
どちらも店舗がありますが、対面サポートを重視するならワイモバイルが選びやすいです。全国のワイモバイルショップや一部ソフトバンクショップで、契約・機種変更・料金相談ができます。
楽天モバイルもショップで申し込みや相談ができます。ただし、どちらも店舗で行うサポート内容や有料・無料の範囲は異なります。データ移行や初期設定まで任せたい場合は、予約時に料金と対応範囲を確認しましょう。
ポイント・経済圏で選ぶ
楽天市場を使うなら楽天モバイル
楽天市場、楽天カード、楽天ポイントを日常的に使う人は楽天モバイルとの相性が良好です。キャンペーンのポイントを月額料金に充てることもできます。ただし、ポイント獲得にはエントリーやRakuten Link利用などの条件が付くことがあるため、申し込み前に確認してください。
PayPayを使うならワイモバイル
PayPay、Yahoo!ショッピング、PayPayカードをよく使う人はワイモバイルが便利です。PayPayカード割を使えるほか、ソフトバンク・ワイモバイル利用者向けの特典が用意される場合があります。
楽天モバイルがおすすめな人
- 一人で安く使いたい
- 月3GB以下の月が多い
- 35GBを超える大容量通信をする
- Rakuten Linkで長電話したい
- 楽天ポイント・楽天市場をよく使う
- 生活圏で楽天回線が使える
乗り換え手続きと開通方法は楽天モバイルへの乗り換え完全ガイドで解説しています。
ワイモバイルがおすすめな人
- 家族で複数回線をまとめたい
- ソフトバンク光・SoftBank Airを使っている
- 店舗で相談しながら契約したい
- PayPayカード・PayPayをよく使う
- ソフトバンク回線を使いたい
- データ無制限は必要ない
料金改定後のプランや注意点はワイモバイルの評判・料金・デメリットでも詳しく解説しています。
よくある質問
一人で契約するならどちらが安い?
固定回線セットやカード割を使わないなら、楽天モバイルが安くなりやすいです。ワイモバイルは割引を適用できる家庭ほど有利になります。
家族4人ならワイモバイルの方が安い?
必ずしもそうとは限りません。ワイモバイルは2回線目以降の割引が大きい一方、楽天モバイルは基本料金自体が低いからです。家族それぞれのデータ使用量と、光回線セットを含めた総額で比較してください。
電話番号を変えずに乗り換えられる?
どちらもMNPを利用して現在の電話番号を引き継げます。対応事業者からの乗り換えでは、MNP予約番号を取得せずワンストップで手続きできる場合があります。
まとめ|一人・大容量は楽天、家族・店舗はワイモバイル
- 一人で安く使う:楽天モバイル
- 月3GB以下または35GB超:楽天モバイル
- Rakuten Linkで長電話:楽天モバイル
- 家族割・おうち割を使う:ワイモバイル
- 店舗で相談したい:ワイモバイル
- PayPay・ソフトバンク光を使う:ワイモバイル
迷ったときは、スマホ1回線の料金だけでなく、家族全員・自宅回線・通話オプションを含めた合計金額を比べてください。ほかの通信会社も含めて探す場合は、格安SIMおすすめ比較ランキングも参考にしてください。
※料金・容量・割引・キャンペーンは2026年8月11日時点の情報です。最新情報、通話対象外番号、対応エリア、割引条件は各社公式サイトで必ずご確認ください。

