先に結論
今使っているiPhoneにApple Accountでサインインできているなら、現在のパスワードを覚えていなくても、端末のパスコードを使って新しいパスワードへ変更できる場合があります。
「設定」→自分の名前→「サインインとセキュリティ」→「パスワードの変更」の順に進んでください。使える端末がない場合は、Apple公式のiforgot.apple.comや、家族のiPhoneに入れたAppleサポートアプリからリセットします。何度も当てずっぽうで入力するとアカウントがロックされることがあるため、分からないときは早めにリセットへ進みましょう。
iPhoneの機種変更やアプリの再ダウンロード時に突然聞かれて、「端末の暗証番号なら分かるけど、Appleのパスワードは何だっけ?」と止まる人は少なくありません。
この記事では、Apple Account(旧Apple ID)のパスワードが分からないときに、現在の状況から最短の対処法を選べるよう、2026年9月5日時点のApple公式情報をもとに整理します。
目次
- まず確認|分からないのはどのパスワード?
- 状況別|最初に選ぶ方法
- 方法1|今使っているiPhoneからパスワードを変更する
- 方法2|新しいiPhoneの初期設定中にリセットする
- 方法3|自分のiPhoneが使えないときは借りた端末でリセット
- 確認コードやリセットメールが届かない場合
- どうしても本人確認できない場合は「アカウント復旧」
- 「ロックされています」「使用できません」と表示された場合
- パスワードを変えたら写真やアプリは消える?
- 旧iPhoneを初期化・売却する前に必ず確認
- 詐欺に注意|Appleが聞かない情報
- よくある質問
- まとめ|使えるiPhoneがあるうちの変更が一番早い
- 公式確認先
まず確認|分からないのはどのパスワード?
iPhoneでは似た番号やパスワードが複数使われます。ここを取り違えると、正しい情報を入れているつもりでも先へ進めません。
| 画面で求められるもの | 用途 |
|---|---|
| iPhoneのパスコード | 画面ロックを解除する4桁・6桁などの数字 |
| Apple Accountのパスワード | iCloud、App Store、「探す」などに使う |
| メールのパスワード | Gmailやキャリアメールなどの送受信に使う |
| スクリーンタイム・パスコード | 利用時間や機能制限を変更するときに使う |
Apple Accountの現在のパスワードを画面に表示して確認することはできません。思い出せない場合は、安全な方法で新しいパスワードへ変更します。
iPhoneのパスコードは分かるけど、Apple Accountのパスワードが分からないよ。機種変更できないの?

今のiPhoneにサインイン済みなら、端末のパスコードを使って新しいパスワードへ変更できる場合があるよ。新しいiPhoneが届く前に済ませておくと、移行当日に止まりにくいよ。
状況別|最初に選ぶ方法
| 現在の状況 | 最初に試す方法 |
|---|---|
| サインイン済みのiPhoneが使える | 設定アプリから変更 |
| 新しいiPhoneの設定中 | 「パスワードをお忘れかApple Accountをお持ちでない場合」を選ぶ |
| 自分のApple製デバイスが使えない | 借りたiPhoneのAppleサポートアプリ |
| 電話番号や信頼済み端末も使えない | iforgotからアカウント復旧 |
| ロック・使用停止と表示される | パスワードリセットまたはアクセスをリクエスト |
方法1|今使っているiPhoneからパスワードを変更する
- 「設定」を開く
- 画面上部の自分の名前をタップ
- 「サインインとセキュリティ」を開く
- 「パスワードの変更」をタップ
- iPhoneのパスコードを入力
- 新しいApple Accountのパスワードを設定する
このiPhoneが信頼済みデバイスなら、古いApple Accountのパスワードではなく、普段画面ロック解除に使うパスコードで本人確認できる場合があります。Macでは「システム設定」→自分の名前→「サインインとセキュリティ」→「パスワードを変更」です。
「盗難デバイスの保護」が有効で、自宅や職場など普段いる場所以外から変更する場合は、セキュリティ遅延により最大1時間待つことがあります。故障ではないため、画面の案内に従ってください。
方法2|新しいiPhoneの初期設定中にリセットする
新しいiPhoneの設定中なら、Apple Accountのサインイン画面にある「パスワードをお忘れかApple Accountをお持ちでない場合」から進みます。初期設定では一度スキップし、設定後に「設定」→「Apple Account」→手動でサインイン→「パスワードをお忘れですか?」と進む方法もあります。
機種変更前に確認できるなら、新端末が届いてから慌てないよう、旧iPhoneで先に変更しておくのが確実です。準備全体は新しいiPhoneが届く前にやること15選にまとめています。
方法3|自分のiPhoneが使えないときは借りた端末でリセット
- 家族などのiPhone・iPadで「Appleサポート」アプリを開く
- 「サポートツール」の「パスワードのリセット」を選ぶ
- 「ほかの人を助ける」を選ぶ
- 自分のApple Accountのメールアドレスまたは電話番号を入力
- 画面の案内に従って本人確認する
Appleは、この操作で入力した情報は借りた端末に保存されないと案内しています。Appleサポートアプリを使えない場合は、ブラウザからApple公式のパスワードリセットページへ進みます。Webからの手続きは、信頼済みデバイスを使う方法より時間がかかる場合があります。
確認コードやリセットメールが届かない場合
- Apple Accountに登録したメールアドレス・電話番号が合っているか確認する
- 迷惑メール、ゴミ箱、アーカイブを確認する
- 「email.apple.com」からのメールを受信できるようにする
- Wi-Fiを切り、モバイル通信で受信できるか試す
- SMSを受け取る電話番号が現在も使えるか確認する
- しばらく待ってから再送する
Apple Accountとして使っているメールアドレス自体が分からない場合は、サインイン済みのiPhoneで「設定」→自分の名前→「サインインとセキュリティ」を開くと、サインインに使えるメールアドレスや電話番号を確認できます。
どうしても本人確認できない場合は「アカウント復旧」
信頼済みの端末や電話番号を使えない場合は、iforgotからアカウント復旧を開始します。これは最後の手段で、完了まで数日以上かかることがあります。Appleサポートへ連絡しても待ち時間を短縮することはできません。
- 申請後、72時間以内を目安に復旧予定日などの案内メールが届く
- 復旧中はApple Accountでサインイン済みのほかの端末を電源オフにする
- 復旧中にそのアカウントを使うと、申請が自動的に取り消される場合がある
- 進行状況はiforgot.apple.comで確認できる
アカウント復旧って、Appleに電話すれば早くしてもらえる?

残念だけど短縮はできないよ。数日以上かかる場合があるから、信頼済みのiPhoneが使えるうちに変更するのが一番早い。復旧を始めた後は、案内された端末以外でそのアカウントを使わないようにしよう。
古いiPhoneが壊れた、紛失した、手元にない場合のデータ復元は、古いiPhoneが使えない場合のデータ移行も確認してください。
「ロックされています」「使用できません」と表示された場合
パスワードなどを何度も間違えると、安全保護のためApple Accountがロックされる場合があります。表示された案内からパスワードをリセットしてください。「アクセスをリクエスト」が表示される場合は、そこから手続きを進めます。
「メディアと購入が無効」と表示される場合は、通常のサインイン停止とは別の状態です。警告画面から再有効化をリクエストするか、Apple公式サポートの案内を確認します。
パスワードを変えたら写真やアプリは消える?
同じApple Accountのパスワードを変更しただけで、iCloud上の写真や購入済みアプリが消えるわけではありません。ただし、iPhone、iPad、Mac、Apple TVなどで新しいパスワードの再入力を求められることがあります。
分からないからといって新しいApple Accountをすぐ作るのはおすすめしません。以前のアカウントに紐づくiCloud写真、購入履歴、サブスクリプションなどは、新しいアカウントへ自動で移りません。
もう分からないから、新しいApple Accountを作った方が早くない?

先に既存アカウントの復旧を試そう。新しいアカウントを作っても、以前のiCloud写真・購入済みアプリ・サブスクなどは自動で移らないんだ。
旧iPhoneを初期化・売却する前に必ず確認
- Apple Accountのメールアドレスまたは電話番号
- 新しく設定したパスワード
- 信頼できる電話番号でSMSを受け取れること
- 新iPhoneでiCloud、App Store、「探す」が使えること
- 写真、LINE、Suica、銀行・認証アプリが使えること
新しいiPhoneで必要な機能を確認するまで、古いiPhoneは初期化しないでください。交通系ICなど移行後の確認項目は、クイックスタートで移らないもの一覧も役立ちます。
詐欺に注意|Appleが聞かない情報
Appleは、サポート時にApple Accountのパスワード、確認コード、端末のパスコード、復旧キーを聞くことはないと案内しています。電話やSMSで「アカウントが停止される」と急かされても、そのリンクから入力しないでください。自分で設定アプリまたはApple公式サイトを開いて確認します。
よくある質問
Apple IDとApple Accountは別物ですか?
名称が変わったもので、基本的には同じアカウントです。これまで使っていたメールアドレスや電話番号とパスワードでサインインします。
携帯ショップでパスワードを調べてもらえますか?
現在のパスワードをショップ側が表示して確認することはできません。本人がApple公式の手順で変更・リセットします。
パスワード変更後、ほかの端末はどうなりますか?
ほかのApple製デバイスやサービスで、新しいパスワードによる再サインインを求められる場合があります。変更後のパスワードは安全な場所で管理してください。
まとめ|使えるiPhoneがあるうちの変更が一番早い
- サインイン済みiPhoneがあれば、端末パスコードで変更できる場合がある
- 使える端末がなければAppleサポートアプリまたはiforgotを使う
- 確認コードが届かないときは登録先・迷惑メール・通信状態を確認する
- アカウント復旧は数日以上かかり、Appleでも短縮できない
- 分からないまま新規アカウントを作らず、まず既存アカウントの復旧を試す
機種変更の直前に気付くと作業が止まりやすいため、現在のiPhoneが使えるうちにApple Accountと信頼できる電話番号を確認しておきましょう。

